「早くツルツルになりたいから家庭用脱毛器で毎日お手入れしよう!」と意気込んでいるならちょっと待って!
家庭用脱毛器は、毎日使っても脱毛効果は変わらないんです。
むしろ、肌がボロボロカサカサになってしまい脱毛そのものを休まないといけなくなることもあります。
これから脱毛をしようと考えているなら、ぜひ参考にしてくださいね。
CONTENTS
1.家庭用脱毛器の使用頻度はどのくらいがベスト?
家庭用脱毛器の使用頻度は、1~2週間に1回を推奨しています。
各メーカーや商品によっても異なるので、取扱説明書を確認して使用頻度を守りましょう。
参考に「ブラウンシルクエキスパート」は1週間に1回の使用頻度を推奨しています。
他には、メジャーな家庭用脱毛である「ケノン」や光脱毛よりも刺激の強いレーザー脱毛器「トリア」は、2週間に1回が推奨している使用頻度です。
このように、家庭用脱毛器によって使用頻度は異なるので必ず確認してから使用しましょう。
代表的な家庭用脱毛器の推奨使用頻度は?
ブラウンシルクエキスパート |
使い始め4~12週間は1週間に1度で使用。その後は気になるときに使用する。 |
ケノン |
1週間に1度の照射を4~5回繰り返し、その後は肌の様子を見ながら使用する。 |
パナソニック光エステ |
最初の2カ月は2週間に1度。3カ月目以降は4~8週間に1度。 |
トリア |
2週間に1度の使用。 |
表を見て分かるように、家庭用脱毛器によって使用頻度は異なります。
お手入れが進み、ムダ毛の生えてくるペースが遅くなってきたら、肌や毛の様子を見ながら使用しましょう。
毛がないところに照射しても、光は反応しないので意味がありません。
取扱説明書や公式サイトには、このような使用頻度が細かく記載されています。確認しても分からない場合は、どのくらいの頻度で使っていいのか問い合わせてから使用しましょう。
決して、使用頻度が書かれていないからと自己判断で頻繁に使用するのは避けてくださいね!
2.家庭用脱毛器は毛周期に沿って使おう
家庭用脱毛器は、毛の成長サイクルである毛周期に合わせて使うと効果的です。
毛周期は【成長期→退行期→休止期】の3つの時期を繰り返して毛の生え代わりを行っています。
家庭用脱毛器で1番大切なのは、毛根と毛がしっかりしている成長期です。毛の色が濃く、光が毛根まできちんと届くため効率よく脱毛を進められます。
一方で、毛が抜けるのを待っている退行期と次の毛が生えるのを待っている休止期は、照射をしても光が毛根に届かないため脱毛効果が得られません。
皮膚の表面に見えている毛のうち、成長期の毛は20%程度だと言われています。そのため、成長期の毛が出てくるまでの期間を空けないと照射をする意味がありません。
毎日のように頻繁に照射をしても、前回と同じ成長期の毛だったり休止期・退行期だったりすることがほとんどです。
脱毛効果は高くならないので注意しましょう。
3.家庭用脱毛器の使用頻度を守らないことで起こる弊害とは?
肌トラブルが起きやすい
家庭用脱毛器は、メラニン色素に反応する光を照射して毛根に熱を与え、脱毛効果を発揮するものです。
使用頻度を守らないと、熱による乾燥が深刻化し肌を刺激から守るバリア機能の低下に繋がります。
毎日のように頻繁に照射をすると、肌への負担が大きくなり発疹・炎症・かゆみなどが現れます。
脱毛効果が高まるどころか、肌がどんどんボロボロカサカサに……。このような肌トラブルが起きてしまうと、症状が落ち着くまでは脱毛ができません。
ショット数の無駄遣いになる
家庭用脱毛器は、それぞれ照射可能回数が決まっているため永遠に使い続けることはできません。
ブラウンシルクエキスパートの場合、照射可能回数は400,000回です。つまり、400,000回使い切ったら新しい家庭用脱毛器を購入しなければなりません。
家庭用脱毛器によっては、カートリッジを交換しながら使用できるものもあります。
カートリッジの照射可能回数も決まっているので、使い切ったら新しいものと交換です。
もしも、毎日のように照射し続けていたらアッという間にショット回数は減り、すぐ交換することになります。
もちろん、脱毛効果は変わりませんからショット回数を無駄にしているだけです。
無駄にショット回数を減らすのは、金銭的にももったいないので使用頻度は適切な周期を守りましょう。
手間がかかる
頻繁に家庭用脱毛器を使うと、その分手間もかかります。
全身に照射する場合、家庭用脱毛器にもよりますが1時間以上かかってしまうことも。毎日1時間、脱毛に時間を割くのはとても大変です。
また、照射前後は自己処理とアフターケアを行う必要もあります。こんなに苦労しても、1週間に1度の使用頻度と脱毛効果は変わりません。
時間とショット数を無駄にするだけになってしまいます。
4.使用頻度を守る以外の効率よく脱毛する4つのポイント
家庭用脱毛器の使用頻度を守る以外にも、効率よく脱毛するポイントがあります。
効率よく脱毛を進めるために、4つのポイントは必ず守るように心がけましょう!
ポイント1.アフターケアをしっかり行う
照射後の肌は、熱により水分を奪われて乾燥しやすくなっています。
また、バリア機能も弱くなっているため少しの刺激でも肌トラブルを起こしやすい状態です。
乾燥とバリア機能を高めるためには保湿がとても大切!
脱毛後のデリケートな肌には、ボディローションのような軽めの保湿剤を使用しましょう。翌日以降は、肌の様子をみて乳液やクリームなども重ねて使ってください。
保湿の他にも、冷却をして肌をクールダウンさせることも大切です。照射後は日焼けをしているような状態なので肌が火照っています。
このまま放置すると、かゆみや赤みなどを引き起こす可能性があり危険です。タオルで包んだ保冷剤を使用して、脱毛した箇所を必ず冷やしましょう。
ポイント2.紫外線対策を必ずする
脱毛期間中は、紫外線対策を忘れずに行ってください。紫外線を浴びた肌は、火傷をしている状態と一緒です。
このような、デリケートな肌に照射すると火傷や炎症を引き起こす可能性が高いため脱毛できません。
外に出るときは、日焼け止めクリームを塗る・日傘を差す・UV加工がされている上着を羽織るなどの対策をしましょう。
ちなみに、照射直後の肌へ日焼け止めクリームを塗ると刺激が強くなってしまうので控え日傘や上着などで対策してください。
ポイント3.照射出力を適切に調整する
家庭用脱毛器は、照射出力を調整できるものがほとんどです。ブラウンシルクエキスパートの場合は、10段階でレベル調整できます。
照射時の痛みや刺激などは個人差や部位によっても異なるため、我慢せずに照射できるレベルで使いましょう。
なかには「痛みが強いと脱毛効果が高まる!」と、無理して照射レベルを上げてお手入れされる方がいます。これは、大間違いです!
むしろ肌トラブルを招く原因になり、最終的には脱毛をしばらく控えなければならない事態に……。
もちろん、照射レベルを低くしすぎても思ったような脱毛効果は出ません。無理なく痛みを我慢できる程度の、適切な照射出力でお手入れしてくださいね。
ポイント4.事前処理をする
家庭用脱毛器を使用する前には、必ず照射する部位のシェービングを行います。
ムダ毛が残っていると、光が強く反応して火傷をする可能性があり危険だからです。
シェービング時は、ケガをしないように電動シェーバーを使いましょう。
このとき、毛抜きのような毛を毛根から抜く処理方法は絶対にNGです!毛穴に毛が残っていないと、照射しても脱毛効果が得られません。
また、毛周期がずれてしまったり毛穴トラブルが起きたりと、脱毛の効率が悪くなります。必ず、毛が毛穴に残る処理方法のみにしてくださいね。
また、乾燥が気になるところは日常的に保湿しましょう。
きちんと保湿された水分量の高い肌は光が毛根まで届きやすくなり、効率よく脱毛が進むので心がけてみてくださいね。
5.家庭用脱毛器以外の使用頻度は?
それぞれ、使用頻度が異なるので最初に表を見てみましょう。
処理方法 | 頻度 |
---|---|
脱毛サロン | 2カ月に1回 |
クリニック | 2カ月に1回 |
カミソリ・電動シェーバー | 3日に1回 |
毛抜き・ローラー式脱毛器 | 1~2週間に1度程度 |
除毛クリーム | 1週間に1回 |
ワックス脱毛 | 1~1カ月半に1回 |
サーミコン式脱毛器 | 2~3日もしくは1~2週間に1回 |
脱毛サロン
脱毛サロンは、家庭用脱毛器と同じく毛周期に合わせて施術を行います。
ただ、家庭用脱毛器よりも長めに期間を空けた2カ月に1度のペースで通うところが多いです。
脱毛マシンのなかには、毛周期に合わせずに施術できるものもあるので2週間に1度のペースで通える場合もあります。
初回カウンセリング時に、スタッフから説明があるので適切な頻度で予約を取りましょう。
クリニック
クリニックも、脱毛サロンと同じく2カ月に1回のペースで通います。
脱毛サロン扱っている光脱毛よりも、照射出力が強いため脱毛効果は早く発揮されることがほとんどです。
数回通うと、毛がなかなか生えてこない方も少なくありません。
そのときは、3カ月、4カ月と通う頻度を空けると効率よく脱毛できます。毛がある程度生えてきたら予約を取りましょう。
カミソリ・電動シェーバー
カミソリ・電動シェーバーは、いつでも手軽にムダ毛処理ができる定番アイテムです。
肌表面に見えている毛を剃っているだけなので2、3日で毛は生えてきてしまいます。
気になる方は、3日に1回程度で処理をしましょう。
なかには、毎日のように剃っている方もいます。
特に、カミソリは肌への負担が大きく色素沈着やカミソリ負けなどの肌トラブルを起こすのでおすすめできません。
電動シェーバーは肌に優しい使い心地です。
それでも、力を入れて同じところを何度も剃ると肌を傷めます。
カミソリ・電動シェーバーは、毎日の使用は避けて力を入れずに剃るようにしましょう。
毛抜き・ローラー式脱毛器
毛抜きやローラー式脱毛器は、毛根から毛を抜くため1~2週間に1回くらいの頻度で処理をすることが多いです。
カミソリや電動シェーバーに比べると持続期間が長いですが、毛穴への負担が大きくトラブルを起こすこともめずらしくありません。
特に、多くの毛を絡めとり抜いていくローラー式脱毛器は痛みが強い処理方法です。
痛みに弱い方やや敏感肌の方は注意して使用しましょう。
除毛クリーム
ムダ毛を溶かして処理する除毛クリームは、1週間に1度くらいの使用頻度がおすすめです。
毛を溶かす成分「チオグリコール酸カルシウム」は、タンパク質に反応する性質があります。
私たちの肌もタンパク質で作られているため、頻繁に使用すると肌トラブルを起こす可能性が高いからです。
肌が弱いと、指定されている放置時間を待っている間もヒリヒリと痛みを感じることもあります。使用前には毎回パッチテストを行い、肌の異変を感じたらすぐに洗い流すようにしましょう。
ワックス脱毛
ブラジリアンワックスやシート状のものがありますが、両方とも毛をワックスと絡めて一気に引き抜く脱毛方法です。
古くなった角質も一緒に剥がれるので、肌もツルツルになります。毛抜きやローラー式脱毛と同じように、毛根から毛を抜くため1~2週間はほとんど毛が生えてきません。
ワックス脱毛は、1㎝以上の毛の長さが必要です。
短い毛はワックスと馴染まないのでうまく抜けません。
そのため、お手入れ頻度はある程度毛が伸びてくる1~1カ月半程度をおすすめします。
サーミコン式脱毛器
サーミコン式脱毛器とは、熱線で毛を焼き切る処理方法です。
こちらは、主にアンダーヘアのお手入れに使います。使用後も、他の脱毛器に比べるとツルツルにはなりません。
肌表面の毛をカットしているだけなので、2~3日に1回程度使われる方もいれば、毛量を減らすための用途で1~2週間に1回の使用頻度の方もいます。
6.使用頻度が徐々に少なくなる自己処理は家庭用脱毛器だけ!
ムダ毛処理は、家庭用脱毛器を含めほとんどのものが1~2週間の頻度で行います。
カミソリ・電動シェーバー・サーミコン式脱毛器は、肌表面の毛をカットしているだけなので人によっては毎日もしくは数日に1回と高頻度になることも。
毛抜き・ローラー式脱毛器・除毛クリーム・ワックス脱毛は、ある程度きれいな状態を保てますが、最終的には毛が生えそろい元通りになりますね。
これらの脱毛方法は、一時的に毛をきれいにしている除毛に過ぎず脱毛ではありません。
一生繰り返し処理をするしかきれいな状態を保てないんです。
しかし、長期的に処理を繰り返すと肌や毛穴に大きな負担がかかってしまうことに……。
肌荒れ・色素沈着・毛嚢炎・埋没毛など、毛を処理しても肌に自信が持てません。
一方、家庭用脱毛器は定期的に照射を繰り返すことで毛根が弱るため徐々に毛が生えてこなくなります。最終的には、自己処理の必要がほとんどいらない状態までお手入れ可能です!
家庭用脱毛器は、最初は1~2週間に1度のお手入れが必要ですが、毛が減ってきたり伸びるペースが遅くなったりすれば、気になるときに照射する程度でもOK。